SOCIOが空を飛ぶ
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映画「グランツーリスモ」

昨日15日に公開された「グランツーリスモ」を観てきました。

 

最近は映画を観た感想はX(ツイッター)にさらっと書くことが多かったのですが、「グランツーリスモ」はハマり度合いが久しぶりにすさまじく、長文で感想を書きたいと思い3年ぶりくらいに休眠状態のブログを引っ張り出しました。マイブログ生きとったんかワレェ!(笑)

 

「グランツーリスモ」の映画の題材になった「GTアカデミー」の存在は知っていました。知った当時は「そんなこともあるんだ」くらいの感想で、実際にシムレーサーからリアルドライバーになった選手の結果などは追いかけて見たことはなかったです。

 

この映画の公開が決まったのを知ったときにはムビチケを購入して楽しみに待っていました。それはレースが好きだからでもあるし、もちろん「グランツーリスモ」を遊んでいたからでもあります。

 

初代グランツーリスモを遊んだ時の衝撃はすごかったです。グラフィックは今の「7」と比べるべくもありませんが、車の挙動のシビアさやセッティングの幅など恐ろしくやり込めたものです。「60分耐久レース」といって本当に60分走らされたのも衝撃でした。コントローラーをずっと握りしめていたので、あとで肩が凝ったのを今でも覚えています。今は「7」をやりこんでいます。グラフィックのキレイさと挙動のシビアさはもちろん「1」以上です。最近救急車が配信されて驚きました。

 

さて映画の話。

もちろん内容を細かく書くわけにはいかないので概要を書きます。

実際のレーサーの「ヤン・マーデンボロー」氏の物語です(映画でも実名です)

シムレーサーから日産のGTアカデミーのチャンスを得てリアルドライバーになっていく姿がとてもリアルです。辛いことも途中にありますが、スポーツの映画のように物語は一喜一憂して進んでいきます。私は辛くて途中泣いていた。

あとでウィキペディアを調べたら、ほぼ実際に起こったことを映画にしていたようです。だからヤン氏のことを知らないなら映画を観る前にウィキペディアを調べないほうが良いです。

 

主役のヤン演じるアーチー・マデクウィとジャック役のデヴィッド・ハーバーのバディものとしてもとても見ごたえがあります。二人が親密になっていくのもまた楽しく観てました。あとオーランド・ブルーム老けたw「ロード・オブ・ザ・リング」のころのエルフ役は美しかったんだが。

 

レースものとしては最近では「フォードVSフェラーリ」(ナットのくだり大好き)も「ラッシュ」(ニキ・ラウダの治療のシーン怖すぎ)も良かったですが、今回の「グランツーリスモ」も良かったです。レースが好きならぜひ観てほしいです。グランツーリスモのゲームもする人ならなおさら観てほしいですというか観ろ(笑)

 

2時間15分があっという間でした。もっと長くても良かった。映像もとてもキレイだし、レースのシーンはどこまで実写でどこからCGか全然わからなかった。それくらいレースはリアルでした。

 

とにかくみんなにこの映画を観てほしい。映画はこういう楽しいものが良いんだと思っている。映画館来てまで陰鬱として帰るのなんて全く求めていない。爽快感を味わいました。円盤出たら買おうかな。

 

最後にF1が地上波でやっていたころのEDに流れていた詩をコピペして締めます。まさにこの詩のような物語でした(よくないものなのかもしれませんがこれはYouTubeとかでも見られたりします)。

余談ですがこの高桐節と窪田等さんのナレーションがマッチしていて総集編は実に感動的だったんだよなぁ。もう新しいものを見ることはできないのですよね、残念です。

 

93年F1総集編ED

 

F1は文化、勝利は栄光、人生は華

 

夢は現実

 

揺るぎない信頼もあれば、絶望的な溝もある
清廉潔白もあれば、醜い欲望の海もある

 

人間社会を鑑に映して、F1は突き進む
理屈じゃない、身体中の細胞が走りたがっている
明るすぎる、健康すぎる、速すぎる
学校なんかじゃ教えてくれなかったF1

 

混沌がある、美学がある、政治がある、経済がある、科学がある

 

…ほんの少し、愛がある

 

だから、ちょっぴり、涙が出るのだ

 

 

 

最後に。とにかく「グランツーリスモ」観て!

 

通販詐欺に遭いました

お恥ずかしい話ですが、タイトルの通りネット通販詐欺に遭いました。

恥を忍んで書くのは、同じような被害に遭う人がこのブログを見て少しでも減れば良いと考えてのことです。

 

通販詐欺に遭ったのが職場での備品を購入しようとしてのことだったのがまた痛い。転職してすぐにこの有様はなかなか切ないものがあります。

 

もちろん社内には報告済です。逆に気遣ってもらったくらいでした。社長から穏やかに「取り返せるくらい頑張ってください」と言われて少しモヤモヤしたものが取れた気がしました。

 

 

さて詐欺に遭った経緯を書きます。

 

職場の備品のイスを購入するようにと指示があり、やはり値段が安いものを探すのは当たり前なのでネットで色々探していたら、ネットの平均より単価が2千円くらい安いものがありました。HPは楽天やヤフーのようなショッピングモールの中に入っているものではなく、単独で作られたものでした。

 

ただHPの作りは割合しっかりしているので大丈夫だろうと判断して、利用者登録をして注文を入れました。その後すぐに注文確認メールや振込先のメールが入り、その迅速さに疑うことはありませんでした。

 

記載された振込先に入金をして、さあ後はモノが来るのを待つだけだとなったところで待てど暮らせど発送確認のメールが来ない。モノが揃わないのかもしれないし、まあ一週間くらいは待つかと最初は呑気に構えてました。

 

 

しかし一週間経っても発送のメールが来ない。あれ?これはいくらなんでも?と思ったところでそのHPをよくよく見ると細かいアラが見えてきました。

 

・ところどころの漢字が中国文字

・「ポイントサービス!」とか書いてあるのにどこにもそれを使用できない(多分どこかのHPからコピーしている)

・代表者と記載されている氏名と指定された入金先の氏名が違う

・会社所在地をグーグルマップで探したら存在しない地名だった

・会社の電話番号表記がない

 

などなど。上記を気づいたものの後の祭り。やられました。確信した時は口の中に砂が入ったような気分です。ジャリジャリしたものが口から胃から全部入ったような気分でした。

 

警察に届けを出しました。しかし「被害届」は加害者がはっきりしたものに対して出すもので、こういった相手不明のものは被害届としては受理されないとのことを聞いて驚きました。もちろん届としては受理されるので問題ないのですが、いろいろルールがあるものです。

 

警察はその銀行口座を凍結して詐欺のルートをたどると話してくれたのでいろいろ動いてくださるそうです。ただ、実際お金を取り戻すのはかなり難しいとの話でした。まず警察としては「逮捕する」というのが主目的であって、お金を取り戻すのは別の話であるということ。次にこういった口座はちゃんとした人の口座ではないため財産保全が難しいということを聞かされました。

 

あと、こういったネット通販詐欺は今本当に多いそうです。対応してくれた刑事課の人は親身に話を聞いてくれましたが、本当にたくさんのネット詐欺があるそうです。そしてほとんどが解決しないそうです。「安いからといって飛びつかないでください」と注意されました。おっしゃる通りです。

 

以上を踏まえまして皆様にご注意申し上げたいと思います。

 

・楽天モールとかではなく、単独で開かれているHPで「格安!」とか書いてあるのは大丈夫ですか?モノは本当にあるのですか?

・その会社は本当に存在していますか?住所・電話番号は本当ですか?

・会社の代表者と振込先の名義が違っていませんか?

・HPの日本語(漢字)の使い方や表記がおかしくないですか?

 

などなど後で考えたらいくつもおかしいと思う点はありました。しかしなかなかその時は気づかないものです。私のこのブログを見て「そんなの引っかかkるわけないよ。バカみたい」となって詐欺にかからないのであれば何よりです。でももし「格安」とか「特売」などの文字に惹かれて購入を考える方がいらしたら、まず少し冷静になってから注文ボタンを押すことをお勧めします。自分だってまさかそんな詐欺にかかるなんて思ってもいませんでしたから。下手すりゃそんな人たちを「なんで騙されるんだろう」と思っていたくらいです。

 

恥を晒したこのブログを見て一人でも詐欺被害に遭う方が減りますように。悪い奴はどうにかしてみなさんを騙そうとしています。お気を付けください。

 

横浜マラソン

昨日の日曜日に横浜マラソンに参加してきました。昨年の台風による中止で再エントリーした大会がようやく開催となりました。

 

金曜日の夜に事前受付をしに会場へ行き、キレイな夜景を横目に受付をする。そしたら受付会場の案内にプラカードを出していたボランティアさんが手書きで「ようこそ横浜へ!」と案内板の下に画用紙を貼り付けているんです。昼間にツイッターでそれを見た人が「なんかウルッとした」とかつぶやいていて、「なんで?」と思ったら自分もそれを見たらウルッと来た(笑)

受付では「二年分がんばってね!」とか言われて、それを聞いてまた以下略。当日完走したら自分はどんなことになるのやらと思いながら帰路に着いたのでした。

 

 

そして当日の日曜日。朝五時に起きて電車で横浜へ向かう(早い・・・)。電車に乗ったら同じ場所へ向かうだろう人がたくさんいた。

会場へ着いて荷物を預けて、「Jユニランナーで集まって写真を撮りましょう」という企画のために集合場所へ行く。最初は発起人のジェフサポさんしかいなくて少々寂しい感じでしたが、徐々に仙台・清水・G大阪さんと集まり、それなりの感じで集合写真を撮り、円陣を組んで気分を高める。実際Jユニの参加者は結構多かったので、もっと集まることもできたと思うけどみなさんいろいろやることもあるだろうしね。なかなかこの規模の大会では難しいのかもしれません。

 

8時過ぎくらいからオープニングセレモニーが始まり、いよいよ8時30分にスタート!と思ったら、全然スタートできない。そりゃそうだ。2万8千人もいるから一斉にスタートできないのだものね(この間にトイレを済ますことができた)。30分くらいしたらようやくスタートゲートをくぐって本当にマラソンスタート!

 

スタートして調子も悪くないようなので淡々と走っていく。沿道での応援がありがたかったし楽しかった。どうせ記録を狙っているランナーでもないので、ハイタッチをしてくれる人たちには極力応じて行く。ハイタッチ応援も嬉しかったです。あと私設エイドをしてくれている人もたくさんいて、その中でコーラとあんぱんを配ってくれているのが個人的にとても嬉しかった。水とアクエリに飽きていたのと、お腹が空きはじめてなんか食べたいころにちょうどその方たちがいて本当にありがたかった。

 

そして横浜マラソン名物(?)の高速道路へ。

 

聞いてはいたけれどやっぱり高速は辛かった。思ったよりは閉塞感は無かったけど、延々と続く単調な道路を走るのはなかなかものが・・・。でも首都高もなかなか粋なことをするもので、普段は「~区間は~月~日から工事をします」みたいな横断幕を掲げるところにこの大会のために「NICE RUN」とか作ってくれたのです。これもまた嬉しかった。そういやFマリがブースを出しているのでマリノスケと写真撮ろうと思ったらいなかった。ちぇっ。

 

そしてようやく高速を降りて後半へ。そろそろ足が言うことをきかなくなりはじめ(笑)、ひたすら距離を進めることだけに意識する。それで関門をクリアするのだけれど、大体10~20分のアドバンテージなのでそんなに歩くこともできず、どれだけゆっくりでも走るしかなくなった。これはスタートゲートをくぐる30分のロスが効いているのでは?とあとで気づいたが、走っているときはそんなことを考える余裕もなく、とにかく身体を前に進めるしかなかった。

 

そうこうして、走り始めて5時間半も過ぎたころにようやく赤レンガ倉庫へ戻ってきた。その敷地を抜けてようやくゴール!

ゴール後は感極まって涙を拭ってとなるかと思ったら、ひたすら「疲れた・・・終わった・・・」と自分で繰り返すだけでした(笑)

いやぁ疲れました。ゴールすることができて本当に嬉しかった。人間頑張れば42.195キロ走れるんですね。ハーフマラソンでヒザが痛くなって泣きを入れていた自分がここまで来れるとはねぇ・・・。

 

東京ユニを着ていたので、沿道から「東京がんばれ!」とか「FC東京がんばれ!」と声を結構かけていただいた。これも嬉しかった(でも『FC』と呼ばれるのはやっぱりちょっとね)。あと横浜だというのに東京の旗を振って応援してくれた人もいらした(この方たちはあちこち移動して応援してくれてた)。ありがたいなぁ。

Jユニ同士で励ましたりして連帯感を感じた。エウシーニョのお兄さんとはずっと競ってたなぁ。あとは湘南ユニを見たら「優勝おめでとうございます!」と声をかけた。

 

完走して去年分のメダルと二つのメダルを貰って会場を後にする。すれ違う人の多くが怪しい歩き方になっていて思わず笑う。とか言う自分も階段を昇り降りするときに「いててててて!」とつぶやいて笑われたりしましたが。

 

楽しい大会でした。ボランティアさんたちもランナーを気持ちよく走ってもらおうという気持ちが前面に出ていたし、我々が困らないようにと常に気配ってくれていたように思います。運営本部とボランティアさんたちには本当に感謝です。「ラッキー給食」が全体の3分の1くらいしか食べられなかったのが残念だったな。

 

 

横浜マラソン楽しかったです。これでようやくフルマラソンランナーの仲間入りだー!でも今は身体がバキバキ(笑)ここからタイム縮められるんでしょうか???

 

今年初アウェイ(清水)

今年初めてアウェイに行ってきました。今年は自治会長であれこれ忙しくて、ホームに観に行くのが精いっぱいだったけど、ようやく近場アウェイで日程が合合ったから清水へ行ってきました。

 

朝8時くらいに車で出発して、相模原愛川ICから乗ってあっという間に東名に合流。そしてあっという間に清水ICで降りてドリームプラザに到着。家から2時間で着きましたよ。早い。

 

ドリームプラザに到着したら、村田選手のパネルがお出迎え。前は入り口に「清水エスパルス×FC東京」というパネルと両チームの旗とか飾ってあったけど、今は無くなったのね。

 

 

そして早速蝗活動へ。しかし1Fの寿司屋さんで食べようとお店に入るも「11時からだよ」とそっけなく言われる(10時30分くらいだった)。だってお店の入り口開けているからやっていると思ったのに。。。ぶつぶつ。

仕方ないのでお店で売っていたお弁当の形になっている鉄火丼を買ってテラスで食べる。美味しい!妻と子供は海鮮丼を食べていたけど、これもやっぱり美味しかった模様。清水さすがです。

 

キックオフが13時と早かったので、早々にシャトルバス乗り場から日本平へと向かう。バスに揺られて日本平に到着。5年ぶりくらいですかね。

 

 

相変わらずいいスタジアム。さすがベストピッチ賞をもらうだけのことはある。本当に景色といい、綺麗な素敵なスタジアムです。

 

そして場外を散歩していると、

 

 

コパルちゃんだ!こんなにきちんと写真を撮らせてもらったの初めてかも。愛想良くて可愛いねぇ(試合後はバス待機列でずっとお見送りをしていた。素晴らしい)。

 

今回は1Fで見ていたのだけれど、日蔭がやたらと寒くて驚いた。そしてボールがばんばん飛んでくるので驚いた。あと目の前の方のゲーフラで「さわやかのついでに来ました」というのがあって大笑いした。ナイスセンスです(笑)

 

 

林が目の前に。たたずまいがかっこいいのぅ。

 

そしてあっという間に試合開始。前半は一進一退という感じだった。清水は守備がコンパクトでこれを続けられたら0-0で終わることも充分あり得ると思うくらい守備がまとまっていた。

 

しかし後半に入ったら、あれっというくらい中盤のスペースができはじめていた(ように思う)。そこらへんを誰かこの素人に説明してくれませんかね。突然スペースができるようになった印象なのですよ。

 

そして嘉人の1点目!目の前でゴールに迫っていくあの数秒間、本当にどきどきして見ていた。「頼む!」と叫んだ瞬間ゴールにボールが入っていた。うおおおおおおおおおお!ええもう叫びましたよ。

 

そのあとの2点目は「ああ苦し紛れのヘディングだな」と思っていたら(失礼!)、ゴールネットがふぁさっと揺れていて本当に驚いた。あとで映像を見たら嘉人はちゃんと狙ってバックヘッドをしたんだね。御見それしました。すごいです。

 

その後は清水の攻撃をシャットアウトして2-0で終了!ここのところの停滞感を晴らすような見事な勝利でした。

 

 

選手がみんなニコニコしていた。やっぱり勝利はいいね。この写真には写っていないけれど、ウタカさんは清水のユニを羽織っていた。在籍していたのだものね。

 

気持ちよく日本平を後にしてドリームプラザで少し休憩してから帰宅!・・・と行きたいところだったけど、東名でトラックが横転したものだから大渋滞が起きて迂回したりいろいろしたら行きの2時間に対して倍の4時間もかかってしまった。事故すんなよもー。

 

 

とはいえ、疲れたけれどすっきりした。6連続勤務して普通に考えれば日曜くらいゆっくりしていればと思うが、行って後悔無しだった。勝ったのはもちろん大きいけれど、アウェイの旅は面白いからストレス解消になるので良いです。

 

さて次はどこのアウェイに行けるかしら。そして東京は前半であとどれくらい勝てるかしらね。

 

では水曜日は代表戦に行ってまいります。

この世界の片隅に

日曜のことですが、時間がちょうど合う回があったので気になっていた「この世界の片隅に」を観てきました。余談ですが、南町田の109シネマズに行ったら、どうやら2月でグランベリーモールそのものが閉まってしまうようで。あそこのショッピングモールは厳しかったのかなぁ。南大沢に比べると人が少なかったのだろうか。余談終了。

 

 

以下映画の内容のネタバレを含むのでご覧になる予定の方は読まないでおいてください。まぁそもそも誰も読んでないという可能性もあるがw

 

 

 

まずは主人公のすずさんをのんさんが演じていたけれど、これがまぁとにかくおっとりとした広島弁が何の違和感もなく、完璧にすずさんがそこにいるとしか思えないくらいの演技。彼女の演技の実力はすごいのに、なんだか干されてしまっていて可哀そうですね。

 

 

最初のうちはのんびりした嫁姑(義姉)の話からだんだん戦争の足音が聞こえ始めて、そこから戦時下の市井の人々の日常を描いていました。もちろんデフォルメした部分もあるのでしょうが、とてもリアルに生活を感じました。食べるシーンが多かったせいもあったかな。

 

そして空襲警報と爆撃は本当に怖かった。それくらいアニメではあるもののリアルに恐怖感があった。何でしょうねあの感覚。その中での姪っ子の死と、自らのアイデンティティとも言える右腕の喪失は見ていて本当に辛かった。絵空事なんだからそんなに主人公を痛めつけなくてもと思ったけれど、ああいったことが戦時下では当たり前にそこかしこで起こっていたことなんでしょうね。実際自分が小さいころに近所に隻腕のおじいさんが住んでらした。当時は隻腕がとても怖かったけれど、その方はたぶんそういう事情だったのかなと今になって思う。

 

 

そんな戦争が終わり、すずさんがほっとして「良かった」とか言うのかと思ったら、「最後の一人まで戦うんじゃなかったのか!(←こんな感じのセリフだったかと)」叫ぶシーンには驚いた。きっと当時の人たちはそんな感じだったのかと思った。戦争に疑問を持つ人は少数だったのだろうし、「鬼畜米英」とか「欲しがりません勝つまでは」という教育を受けてきた人たちがいきなり戦争に敗けた事実を受け入れられるわけがないものね。

 

あと「この町は常に誰かを探している」というセリフも胸に来た。辛いセリフだった。そんな中での母を亡くした少女がすずさんたちに連れられて行くのは少しだけ救われた。きっとお互いがお互いを補完しあう存在という意味合いなんでしょう。

 

そして最後に遊郭のリンさんが昔すずさんが会った座敷童なのか?ということを示唆するシーンがあったけれど、やっぱりそうなのかな?しかしなんで座敷童が遊郭に売られたのかな?うーん?

 

それと鬼も出てきたけれど、あれもやはりその世界での現実ということで良いのかな?職場の映画好きと話し合ったけど、鬼や座敷童はあの世界で存在していて、あえてそういった現実と非現実をごちゃまぜにしているのではという結論になった。そこらへんは作者的にはどうなんでしょうね?原作にはそこらへんはあるのかな?

 

 

評判通りの映画でした。たんたんと生活を描いているから、だからこそ爆撃も原爆もそこにあるような感覚で身近な怖さを感じる、ある意味では反戦映画だったのでしょう。ただ声高に「戦争はいけない!」とか「戦争反対」と叫ぶ戦争批判のプロパガンダ映画ではありません。じっくりじんわり感じる映画だと思います。

 

 

あーもう泣いた泣いた。良い映画でした。

 

'16宮ケ瀬24時間リレーマラソン

今年も出ました「宮ケ瀬24時間リレーマラソン」。チームの人は少々入れ替わりつつも、例年と同じチームで参加。毎年思うけどみんな好きよねぇ(笑)

 

しかし今年は例年と違う大問題発生。何と朝から深夜までの雨予報。しかも午前中から夕方までは豪雨のおまけ付き。

 

現地について何とか小雨のうちに居住区となるテントを張ると、予報通りの豪雨が降ってきた。

そしてリレーマラソンなので、順番が回ってきたらどうしても走らなければならないわけで、豪雨の中でちょうど走る順番が回ってきてしまった。

 

一応雨ガッパのようなものを着るが、全く意味をなさない雨の強さ。バチバチと身体に雨が当たり、しかもコースは大雨のせいで足は池に浸かっているような状態。あー最悪だー。

 

とりあえずこれで自分の順番をこなし、テントに戻り靴を脱ぐとシューズも靴下も絞ると水が激しく出た。おう、これから20時間とか先が思いやられるぜ。しかもテントの上から下から水が攻めてくるし。

 

 

しばらくは曇りだった天気が一回雲がぬけて晴天になった。そしたら人がわらわらとテントから出始め、濡れたものをどこのチームも干し始めた(笑)

しかしそんなのもつかの間、天気予報を見たらまた豪雨の予報が。そしたらまたドガーっと再び豪雨が降り始めた。そしてまたそんな時に自分の走る順番が。せっかく服が乾き始めたのにー。

 

 

その後の天気はまぁまぁ小康状態で、昼間みたいにバカみたいに雨に降られることはなかったけど、走るたびに濡れた靴と靴下を履いて出陣。これが今回一番辛かったしイヤだった(笑)

 

そのあとは走って二時間くらい休んでを繰り返し、夜間シフト(4時間休憩→4時間走る)を過ごして朝を迎えた。

 

日が昇ると、

 

 

またやたらといい天気。前日がこれだったらよかったのに(泣)

 

この時間を迎えるともう残り少しで、「あーもう終わっちゃうなぁ」と感慨にふけり始める。

 

 

やっぱり天気が良いのっていいよねぇ(しみじみ)。

 

朝9時くらいから沿道でハイタッチが始まっていた。しかし沿道の応援で、トラメガで「ナイスラン!がんばって!」と応援するのはいいけど、「ほらほら!もっとイケるだろ!」って応援は鬼だと思います(笑)笑っちゃったけど。

 

そうこうしているうちに24時間終了。自チームもいろいろありながらも無事完走。良かった良かった。なんだかチームのみんなも楽しかったと言っていて、多分来年もやるのかなぁって。大人になるとこういう無茶はできないから、24時間走って疲れてもこういうのが楽しいんだね。

 

そういや今年もFC東京のユニで走っていたのだけど、今年も阪神ユニのお兄さんに「FC東京がんばれー!」と声をかけていただきました。毎年ありがとうございます。

 

 

何とか今年も終わりました。運営の皆様、参加者の皆様お疲れ様でした。また来年もお会いしましょう?

「シン・ゴジラ」

今日、話題にもなっていたし時間もちょうど良かったのでTOHOシネマズに「シン・ゴジラ」を観に行った。そしたら今日はたまたま14日だったおかげで「TOHOデイ」に当たり、1100円で映画を観られた。突然観に行くことを決めたし1800円でも仕方がないかと思っていたので非常にラッキーだった。



*ここから盛大にネタバレをしていく予定なのでこれから観るという方はご遠慮ください。






あの映画は政治の映画だね。未曾有の災害の中で政治家はどう信念に基づいて生きていくのか、自分の職権の中で最大限にその権力(悪い意味ではない)を活かしていくか。それを骨太に描いた映画だったのかなぁと。


長谷川博巳さんはとてもカッコよかったです。前線に立つ指揮官はああでなくっちゃ。自衛官役の國村隼さんの「仕事ですから(ニヤリ)」ってのも本当にカッコよかった。


あの映画を「法律がないと動けない政治家(役人)はだからダメなんだ」と見るか、「職権を忠実に守り、決められた手続きで動いていく政治家(役人)は正しい」と見るかは意見が分かれるのかなと。自分は後者ですけどね。セリフにもあった「手続きで動くのが民主主義だ」(こんな感じのセリフ)が現実であり、それが本当に正しいと思う。


娯楽映画のヒーローが、指揮権を無視して敵に向かって行って倒すなんてのはやっぱりいかんのですよ。たとえ結果オーライであっても。そういう意味でも「シン・ゴジラ」は緊迫感があって本当にあっという間に時間が過ぎて行った。



ただなぁ、石原さとみは必要だったのかな?(苦笑)何か見えない力のキャスティングだったのかな?あの中で一人だけ「石原さとみ」だった気が(笑)



それにしても街が壊されるのがリアルで怖かった。自分の生活が失われていく怖さを本当に感じた。まぁゴジラについでに等々力競技場壊せ!って心の中で思ってたんですけどね(笑)見た限りでは等々力競技場は確認できなかったけども。



ゴジラは自然災害のメタファーだなんてのは散々言われてきた話だけど、想像以上に街並みがひどい壊されようだった。もう現実に重ねたら辛くて辛くて。



何だろう。ただ街が壊されてゴジラが倒されるだけの話なんだけど本当にドキドキしたし、感動すら覚えた。やるなー庵野。映画館が非常に混んでましたよ。それだけ人気だし評価されているんだね。確かに人に薦めたいもの。



洋画のゴジラ(新旧)も観たけど、やっぱり邦画はしっくりくるね。ハリウッドゴジラは正直うーんと唸ることもあったけれど、日本のゴジラは地味な政治の話なのにまぁ面白かったこと。もう拍手です。一人でスタンディングオベーションしてやろうかと思ったくらい。



いやー面白かった。いいもの観た。次は「スーサイド・スクワッド」かな。あれも面白そう!

FC東京U23初戦観戦

今日は東京が初めてJ3に参戦して臨む初めての試合。しかも自宅から自転車で10分の場所のギオンスタジアム!これは行くしかないとうわけで行ってきましたJ3。



ギオン1


おととしに相模原×藤枝の試合を観に来た以来かな。まさかギオンスタジアムに当事者として来ることになるとは思ってなかった。スタジアムに着いて知り合いに「自転車で10分で着いた」と話すとみんな一様に「いいなー」の嵐(笑)。まぁその分味スタまで行くのが遠いってことですよ。たまには味スタ周辺に住む方たちの気分を味合わせてよw


試合前にフードコートを歩いていたら(元東京の)ルーカスが歩いてきた!相模線に乗っていたなんて情報があったので来るのかと思っていたけど本当にいた!握手してもらったよ。一緒に写真撮らせてもらえばよかったかな。そして相変わらずわが軍はフードコートを壊滅状態に陥れたようでした(笑)。しかし相模原は美味しいし安いしでいいよね。味スタのものが高いのは場所代含みなんだろうけどもうちょっとどうにかならないものかな。



ギオン2

そして試合開始。



ギオン3

うーん、どうにもペースがつかめない。やはりチームとして練習してきた相模原との差ができてしまうのは仕方ないのだろうか。ほとんどチャンスらしいチャンスもなく前半終了。


後半もほとんど相模原が主導権を握って東京は受けに回ることに。そうしているうちに失点。東京はたまに攻撃に仕掛けるも決定的な場面になるひとつ前で大体チャンスをつぶされていた。枠内シュートってあったかな?


そうしてタイムアップ。U23チームは初戦を落としてしまいました。しかし公式戦になかなか出られない若手たちをこうして出場させられるのはやはり良い機会なのではと思います。勝てばもちろんいいでしょうし、負けた試合からも得られるものはたくさんあるのかなと。ここに出場した選手からトップチームに出場できる選手が一人でも多く出られれば、それはそれでU23は意味のあるものなんでしょう。



ギオン4


ギオン5


U23チームの運営は大変だろうけどがんばって欲しいものです。近所で観られて自分は嬉しい(笑)



お仲間とわいわいのんびりと試合を観られて楽しく過ごしました。トップチームの胃がキリキリするような緊張感とはまた違ってこれもいいよね。遠くから来られたお仲間たちみなさまお疲れ様でした。


余談だけど、いつものLA EDOGAWAで「はじけよう~」の後に「田舎でも~」と歌われてちょっとショック(笑)一応政令指定都市なんです。スタジアム周りの光景はあれですけど結構都会なんです(必死)。でもちょっとしたら「はじけよう~相模原~」に変わってたけどね。



こんな休日でした。さぁ火曜日はACLだ!これは負けられないぞ!爆買いがなんぼのもんだ!

ゴールデンガン(MVPロナウド)降臨

今日は久しぶりに平日のお休み。明日土曜日は仕事だしね。


洗濯をして録画してあったMOTOGPを楽しみに見る。


・・・なんだこれ。ロッシは自分のシーズンを台無しにしてしまったんじゃないか?今までの努力と成果を自ら否定してしまったような行動だな。今年のチャンピオンはロレンソかな。何かどうでもよくなってしまったな。



そのあとに久しくやっていなかったWCCFをやりに行く。もちろん高レートカードを今度こそ引くつもりで。でもそんな野望も毎回砕け散って帰ってくるわけだがw



平日だからほとんど空いている席の内の一つに何となく座る。新チームを作ってあれやこれやと勝ったり負けたりしながらゲームは進む。


10クレを過ぎてもキラキラしたカードは出ずに、またこのままパック切れという恐ろしいこともちらつくが、13クレ目に「お?固い?」というカードが出てきた。


恐る恐る名前のところを見ると、「ロナウド」そして所属は「マドリード」と見えた。自分のことだからPOSロナウドかSOCロナウド辺りを引くのがオチだと、さらに恐る恐る選手紹介の欄を見ると「『CR7』の愛称で~」と書いてある。


ん?これって?特殊能力の欄を見ると「ゴールデンガン」の文字が。


ゴ ー ル デ ン ガ ン だ と?



!!!!



MVPAロナウドキターーー(゜∀゜)ーーーー!!!!!



MVPロナウド

いきなりMVPロナウドが来て驚いた。今シーズンは高レートカードを全く引いていなかったのがこれ一枚で結構報われた。


自チームに今ちょうどロナウド入れてるし早速使ってみよう。早く「ゴールデンガン」にならんかね。



という引き自慢でした。ふー一年ぶりにいいカード引いた。さぁ次はBMFアザール来い!たぶん来ない!


'15宮ケ瀬湖24時間リレーマラソン

22日朝10時~23日朝10時までリレーマラソンをしてきました。完全に夏の恒例になりつつある恐ろしいイベントw


我々のチームは13名で構成。上は60代後半から下は30代後半というもしかしたら他チームよりちょっと年齢層がお高めのチーム。でも走りの経験値はそれに見合って高いとも言えるチーム。


自分たちは橋本駅に集合して現地へ向かい、直行していろいろ手続きをしてくれていた仲間と現地で合流。現地で合流したら、みんなで建てなきゃいけなかったテントがもう出来上がっていた。少ない人数で隣のチームの人たちの手を借りて作ってくれたとのこと。お父さん(愛称)すみません。。。本人曰く「暑いし太陽の下でずっと待っているのが辛かったからテントを作った」だったそうで。




モザイクあり



準備をして朝10時にスタート!ここから一日をここで暮らす(まさに生活なのです)。日差しが見えるように土曜日は暑かった。自チームはスタートから少し経った頃には110位前後だったけど、毎年だんだん順位が上がるから特に気にしなかった。


そして自分の番が来て走る。あーやっぱり相当暑いなー。とはいえ、このために休みの日の真夏の昼間に走って暑さに慣れようとしたのだからがんばらなきゃいけない。一周走って仲間にタスキを渡す。ちなみにランの時にずっとFC東京のセカンドユニで走っていました。沿道で「FC東京がんばれー!」と声をかけてくれたのは阪神のユニを来た人だけでした。ありがとう阪神ユニを着たお兄さん。



仲間は自分のペースで走れているようで体調が悪くなる人も無く、なおかつ淡々と順位が上がって行った。うむ、いつも通りの展開だ。しかし始まってから数時間経って、あと20時間くらいあることに衝撃を受ける。このくらいの時間帯は「本当に終わるのか?」といつも疑心暗鬼になる。



会場でBGMのリクエスト(たぶんリクエストした人が持ち込む)の曲をかけてくれるのだけど、今年はやたらとももクロが多かった。そしてそれに合わせて踊り狂う選手たちもののふが多かったのか?そしてなぜか一日の間にやたらとかかった「とっとこハム太郎」のテーマ曲。仲間が「ももクロかハム太郎しかかかってなかった印象」と言っていた。まさに(笑)来年は何かの演歌でも持って行ってやるか。


時間も夕方から夜になりナイトランの時間。深夜走るというある種狂気の時間w自分は22時から2時までお休み時間をもらったので、午前2時から再び走り始める。一年の中でこんなことをするのは本当にこの日だけ。普段は徹夜なんて全くしませんし、遅寝といっても1時前には必ず寝るからねぇ。この頃には順位は70番台まで上がっていた。さすがの自チーム。そして朝5時くらいに食べるカップラーメンの美味さよ。


そうしている内に周りが白み始めてきた。明るくなってきてわかったのだけどすごい曇っていた。おかげで朝焼けの日差しにやられることもなく、ちょっと涼しいかと思えるくらいのコンディションで走れた。


午前8時を過ぎたころに最後の自分の役目が回ってきた。よーし最後は気合を入れて走るぞーと思ったけど、今回は走り込みが足りないのか今一つペースが上がらないままラストラン終了。今回はちょっと悔いが残ったなぁ。来年またあるならもうちょっと距離を走りこもう。


あとは仲間がきっちり朝10時まで走り切ってくれて、誰一人調子が悪くなることもなく見事ゴール!



ゴール!

最後はアンカーと半周ばかり一緒にコースを走ったけど、沿道で「お疲れさま!」「ナイスラン!」などずっと声をかけてくれて、この瞬間を迎えるとやっていて良かったと思える。


最後にみんなで記念写真を撮って終了!みなさん立派です。打ち上げをするのがとても楽しみな仲間たちでした。楽しく非日常の中24時間過ごすことができました。



なんだろうね、ただ24時間走り続けるだけなのだけど、別に記録を狙っているわけでもないけどなんだか面白いのだよね。



最後に一緒に走っていた他のチームの方々、宮ケ瀬財団のスタッフの方(特に○○さん毎年ご迷惑をおかけします)、運営のスタッフの方々ありがとうございました。またお会いしましょう。

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