映画「グランツーリスモ」 | SOCIOが空を飛ぶ

映画「グランツーリスモ」

昨日15日に公開された「グランツーリスモ」を観てきました。

 

最近は映画を観た感想はX(ツイッター)にさらっと書くことが多かったのですが、「グランツーリスモ」はハマり度合いが久しぶりにすさまじく、長文で感想を書きたいと思い3年ぶりくらいに休眠状態のブログを引っ張り出しました。マイブログ生きとったんかワレェ!(笑)

 

「グランツーリスモ」の映画の題材になった「GTアカデミー」の存在は知っていました。知った当時は「そんなこともあるんだ」くらいの感想で、実際にシムレーサーからリアルドライバーになった選手の結果などは追いかけて見たことはなかったです。

 

この映画の公開が決まったのを知ったときにはムビチケを購入して楽しみに待っていました。それはレースが好きだからでもあるし、もちろん「グランツーリスモ」を遊んでいたからでもあります。

 

初代グランツーリスモを遊んだ時の衝撃はすごかったです。グラフィックは今の「7」と比べるべくもありませんが、車の挙動のシビアさやセッティングの幅など恐ろしくやり込めたものです。「60分耐久レース」といって本当に60分走らされたのも衝撃でした。コントローラーをずっと握りしめていたので、あとで肩が凝ったのを今でも覚えています。今は「7」をやりこんでいます。グラフィックのキレイさと挙動のシビアさはもちろん「1」以上です。最近救急車が配信されて驚きました。

 

さて映画の話。

もちろん内容を細かく書くわけにはいかないので概要を書きます。

実際のレーサーの「ヤン・マーデンボロー」氏の物語です(映画でも実名です)

シムレーサーから日産のGTアカデミーのチャンスを得てリアルドライバーになっていく姿がとてもリアルです。辛いことも途中にありますが、スポーツの映画のように物語は一喜一憂して進んでいきます。私は辛くて途中泣いていた。

あとでウィキペディアを調べたら、ほぼ実際に起こったことを映画にしていたようです。だからヤン氏のことを知らないなら映画を観る前にウィキペディアを調べないほうが良いです。

 

主役のヤン演じるアーチー・マデクウィとジャック役のデヴィッド・ハーバーのバディものとしてもとても見ごたえがあります。二人が親密になっていくのもまた楽しく観てました。あとオーランド・ブルーム老けたw「ロード・オブ・ザ・リング」のころのエルフ役は美しかったんだが。

 

レースものとしては最近では「フォードVSフェラーリ」(ナットのくだり大好き)も「ラッシュ」(ニキ・ラウダの治療のシーン怖すぎ)も良かったですが、今回の「グランツーリスモ」も良かったです。レースが好きならぜひ観てほしいです。グランツーリスモのゲームもする人ならなおさら観てほしいですというか観ろ(笑)

 

2時間15分があっという間でした。もっと長くても良かった。映像もとてもキレイだし、レースのシーンはどこまで実写でどこからCGか全然わからなかった。それくらいレースはリアルでした。

 

とにかくみんなにこの映画を観てほしい。映画はこういう楽しいものが良いんだと思っている。映画館来てまで陰鬱として帰るのなんて全く求めていない。爽快感を味わいました。円盤出たら買おうかな。

 

最後にF1が地上波でやっていたころのEDに流れていた詩をコピペして締めます。まさにこの詩のような物語でした(よくないものなのかもしれませんがこれはYouTubeとかでも見られたりします)。

余談ですがこの高桐節と窪田等さんのナレーションがマッチしていて総集編は実に感動的だったんだよなぁ。もう新しいものを見ることはできないのですよね、残念です。

 

93年F1総集編ED

 

F1は文化、勝利は栄光、人生は華

 

夢は現実

 

揺るぎない信頼もあれば、絶望的な溝もある
清廉潔白もあれば、醜い欲望の海もある

 

人間社会を鑑に映して、F1は突き進む
理屈じゃない、身体中の細胞が走りたがっている
明るすぎる、健康すぎる、速すぎる
学校なんかじゃ教えてくれなかったF1

 

混沌がある、美学がある、政治がある、経済がある、科学がある

 

…ほんの少し、愛がある

 

だから、ちょっぴり、涙が出るのだ

 

 

 

最後に。とにかく「グランツーリスモ」観て!